めんの(ほぼ)引きこもりブログ

ADHD持ちの(ほぼ)引きこもり女性の日常

【究極】発達障害持ちが働きやすい環境を考えてみたら、壮大な話になった件

わたくし週末に、無職の分際で友人らとカラオケ屋にてオールしてしまいました。夜型な上に普段引きこもっているぶん、友人らが眠気に倒れても、わたくしだけは一度も倒れませんでした。(早く働け)

さて、だらだらやっている就活についてです。
このまま順調に行けば、第1志望の会社になんとか就職が決まりそうなのですが、ひとつだけ心配があります。それは、始業時間です。
志望している会社は午前9時30分始業で、フレックスタイム制を導入していないようですので、わたくしの遅刻癖が発動しないか、そこだけが心配です。長年就きたかった職業ということもあり、早起きを頑張る気でいますが、一体どうなることやら…。

ということで、今日は発達障害者が働きやすい環境について考えてみたいと思います。このテーマは、発達障害者自身も、発達障害者の雇用を検討している方にとっても、避けては通れないテーマなのではないでしょうか。

ゆとりある始業時間

わたくしに限らず、発達障害を持つ者が就活をするにあたって、最大のネックになるのは始業時間ではないでしょうか。

例えば、午前8時始業の午後5時終業。早起きが得意な定型発達者であれば、もし残業が発生した場合でも早めに帰れるので問題ないという方も多いと思います。
しかし、発達障害者には夜に眠れず早起きが苦手な者が非常に多いです。さらに、夜に眠れないにもかかわらず、努力して早起きを毎朝続けることで、脳と身体への半端でない疲労発達障害者を襲います。そして、最悪の場合はまったく動けず、出社できなくなる可能性があります。

働きたいのに働けない、社員が突然会社に来なくなった。そういったトラブルをお互いに避けるためにも、フレックスタイム制を導入する企業が増えると、発達障害者を活用できるのではないかと思います。

適度に静かなオフィス

発達障害者の中には、APD(聴覚情報処理障害)を併発している者も少なくありません。

聴力検査じゃ見つからない!? 音として聞こえるのに言葉として理解できないAPD(聴覚情報処理障害)の特徴 | ダ・ヴィンチニュース

参照:ダ・ヴィンチニュース

ひっきりなしに電話が鳴る、怒号が飛び交うような騒々しい職場では、目の前で指示をしている人の声が発達障害者の耳をすり抜けて行ってしまいます。
このような伝達トラブルを避けるためには、適度に静かなオフィスである必要があります

  • 発達障害者のデスクには電話を置かない
  • イヤホンの使用を許可する
  • 社内チャットで作業指示をする

以上のような対策を取れば、発達障害者の作業スピードは格段に上がります。

このほかにも、業務中に不用意に話しかけることを避ける、議論する際にはミーティングスペースを使用するといった対策もあります。
反対に、静かすぎる職場であれば、同僚の咳払いや引き出しの開閉音が気になって集中できない場合があるため、BGM(音楽だけで歌がないもの)を流すのも良いでしょう。

【結論】誰しもが働きやすい環境をつくる

結論をいえば、発達障害者のためを思って社内に取り入れたことが、まわりまわって定型発達者にとっても働きやすい環境づくりに繋がるのです。

会社の飲み会で帰りが遅くなった日の翌日は、コアタイムまでに出社すればOK! 子どもを保育園に送った後に一息つきたいから、会議が始まる昼前に出社しよう!
こういった風に、数字を追いかけるだけでなく、社員一人ひとりが柔軟に働ける環境をつくれる企業が、今後生き残っていくのだと、わたくしは考えています。

近年では、発達障害と診断される者の増加や、少子化が問題となっています。
能力ある人材をうまく活用できない国家は、衰退の一途を辿るだけです。AIのフル活用にはまだまだ限界がある今だからこそ、働く人を大切にする企業が増えて欲しい、そう願っています。


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