【知ってほしい】大人の発達障害(ADHD)とは? 最近よく耳にするけれど何なのかは知らない、という人へ。
身近にこんな人はいませんか?
- 約束の時間に遅れてくる
- 整理整頓ができない
- 人の話を聞いていない
- 仕事ができない(遅い)
- 活動的で、じっとしていられない
- 得意不得意がはっきりしている
「あ、こんな人いるわ」と思った方、「いや、これって私のことじゃね?」という方に、ぜひこの記事を読み進めていただきたいと思います。(なお、わたくしは医者ではありませんので、医学的視点で書かれた記事を読みたいという方にはおすすめしません)
目に見えない障害
目に見える障害(身体障害)を持つ方を見かける機会は、多々あると思います。
そして、そういった方に手を貸す機会もありますよね。
しかし、発達障害は目に見える障害ではありません。
それ故に、誰にも手を貸して貰えない場合が多いのです。
生きづらさを極めし者
冒頭に挙げた、遅刻の多さや整理整頓が苦手であること、仕事が遅いことなどから、なんだかだらしなくてダメな人だなあ、という印象を受ける方が多いと思います。
そして、人に迷惑をかけるから、一刻も早く改善すべきだ、と思うことでしょう。
もちろん、当人はそれを自覚しています。(能力が高いため、全く自覚が無く、困難と思っていない方も中にはいらっしゃるかもしれません)
そして、自分なりに改善する努力をしています。
大人の発達障害者は、幼い頃から周囲との違いに悩み続けています。いつも自分ばかり怒られる、努力しているのに改善しない、そういったことが何度も続くことによって、自己肯定感が著しく低く、一見明るく振舞っていても、心に暗い一面を抱えています。
「甘えるな」、「俺(私)だって頑張っているんだから」。そう思うことは個人の自由ですが、そういった心ない言葉がじわじわと大人の発達障害者を追い詰め、極度の不安から失敗が増えてしまう可能性があることを知っていただきたいと思います。
また、周囲からの差別や罵倒を恐れ、障害についてオープンに話すことができないケースが多いです。
こういったことから、大人の発達障害者は、「生きづらさを極めし者」といっても過言ではありません。
大人の発達障害者との共存
最後に、大人の発達障害者について少し詳しくなったけれど、どう接すればいいか分からないという方へ。
- 特別扱いする必要はない
腫れ物に触るような扱いを受けることを、大人の発達障害者は望んでいません。
ただ、個性・特性を認めてあげてください。
- 人格を否定しない
大人の発達障害者が間違ったことをしたときは、決して人格を否定しないでください。
「こういった理由で、これは間違っている。だからこう直して欲しい」と、根拠を示した上で、どうして欲しいかを伝えてください。一時の感情で頭ごなしに否定されると、納得できず殻に閉じこもってしまいます。
発達障害と診断された人、診断を受けていない人、グレーゾーンの人。
世の中には、目には見えないけれど、様々な困難と生きづらさを抱える人たちがいます。
「あれ?」、「もしかして」…。
そう気付いたとき、あなたがこの記事を思い出してくださると幸いです。
そして、健常者と大人の発達障害者がお互いの長所を活かし、より良い社会に発展することを心から願っています。
最後まで読んでくださったあなたに感謝します。
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