めんの(ほぼ)引きこもりブログ

ADHD持ちの(ほぼ)引きこもり女性の日常

学校へ行くのがつらい子どもの対処法

学校へ行くのがつらいときは休む

学校へ行くのがつらいときは休もう。我慢して登校し続けると、いつか体も心もボロボロになってしまうから。

親が厳しくて許してくれない?
そんな親には、こう言ってやろう。お母さん(お父さん)は、私(僕)が死んじゃってもいいの?

こう言えば、学校を休む許可がもらえるかもしれない。親は自分が子どもだった頃の悩みや不満を忘れているから、君がどれだけ真剣に悩んでいるのかを伝えてあげる必要がある。

「学校を休んだらやりたいことリスト」をつくってみよう

学校を休む許可が出たら、紙やスマホのメモを使って「学校を休んだらやりたいことリスト」をつくってみよう。せっかく学校を休んだのに何もしなければ、1日を無駄にしてしまう から。

【学校を休んだらやりたいことリストの例】

  • 漫画を一気読みしながらポテチを食べる
  • 風呂に浸かりながらアイスを食べる
  • 冷房が効いた部屋で蒙古タンメンを食べる

なぜか食べることばかりになってしまったが、親と休みを合わせて、どこかへ連れて行ってもらうのもいい。学校のことはすべて忘れて、自由気ままに過ごそう。

学校を休むと、いい高校やいい大学には入れない?

「学校を休んでしまうと、いい高校やいい大学に入れなくなるのでは」と悩む気持ちは分かるし、学校を休むと進学に悪影響を及ぼすのも事実だ。だけど、君が今悩むべきことは、そんなことじゃない。

いい高校やいい大学に入る入らないよりも、「将来はどんな自分になりたいか」を悩み抜くほうが大切だ。進学の先、つまり将来はどんな仕事に就きたいのかを考えてみて欲しい。

そうすれば、そのためにはどんな勉強がどれだけ必要になるのかが分かってくる。着地点を「進学」よりも先にある「就職」に設定することによって、今の自分が取るべき行動が明確になるのだ。

留年や浪人を経験した子でも、自分がやりたかった仕事に就ければ、ストレートの子と同じ土俵に立てる。今は少し遠回りしたって、終わりよければすべてよしと考えよう。

学校にいる嫌な奴は適当にあしらう

教師、先輩、友達など、学校にいる嫌な奴は、適当にあしらおう。そんな奴と真剣に向き合うことほど無駄なことはないから。

暴力を振るう奴は訴えればいい話だけど、意地悪な言動をする奴のあしらい方は意外と難しい。そんな奴の前では、とにかく「退屈な人」を演じるのがいい。

【退屈な人の演じ方】

  • 相槌を打って話を聞いている感を演出する
  • 心の中で見下しつつ満面の笑みを繰り出す

意地悪なことを言う奴は、リアクションが面白い(独特な)人をターゲットにする。話を聞きながら相槌を打ったり、ニコニコ笑ったりするコミュニケーション能力が高い人は、嫌な奴にとっては退屈すぎるのだ。

初めは難しいかもしれないが、嫌な奴を適当にあしらえるようになれば、君が社会人になってからも必ず役に立つ。今のうちに嫌な奴を適当にあしらえるよう訓練しておこう。

引きこもりが外に出て働くメリットと最初にすべきこと

「自立したいけど外に出られないから働けない」という引きこもりの人は少なくないのでしょうか。わたくし自身もつい先日までは無職の(ほぼ)引きこもりだったため、その気持ちは痛いほど分かります。

この記事では、働く意思はあるが一歩が踏み出せないという人のために、(ほぼ)引きこもりだったわたくしの視点で、引きこもりが外に出て働くメリットについて考えます。


引きこもりが働くメリット

「あなたは今日から毎月20日間働いてください。働くことは義務ですが、報酬は0円です。なお、衣食住の提供は一切ありません。休日に外出すること、趣味を持つことを禁じます」
誰かにそう言われて、「はい! 働きます」と宣言できる人が世界に何人いると思いますか? わたくしは一人もいないと思います。人間に限らず、生物は自分の利益になることに対して一生懸命になるようプログラムされていると考えているからです。

引きこもっている人も同様に、もし外に出て働くならばそれなりのメリットが欲しいですよね。メリットを知らなかったり、大きなきっかけが無ければ動き出せないのは当然です。

わたくしが考える、引きこもりが働くメリットは以下の通りです。

メリットその①お金

働くことの最大のメリットは「お金」です。自立した生活を送るためには、お金を使って自分の衣食住を整備しなければなりません。

自分で狩りをしたり田畑を耕したり、完全な自給自足ができる人でもない限りお金が必要ですよね。「親に養ってもらっているからお金の心配はない」という人も、両親が亡くなったあと一生食いっぱぐれないほど莫大な遺産がなければ、生活が立ち行かなくなると思います。

また、お金を稼ぐことによって気持ちに余裕が生まれます。生活費を稼ぐことで、一定の期間は最低限の生活が保障されるからです。

生活保護や両親の援助を受けず自分の足で立ちたい、これから自立したいという人にとって、働くことの最大のメリットはお金だといえるでしょう。

メリットその②時間の大切さを理解できる

お金の次に大きなメリットは、「時間の大切さを理解できる」ことです。時間のありがたみは、働かなければ分からないと断言できます。

引きこもっている人は、「自分は時間を無駄に消費していているなぁ」「なんだか退屈だし生きていても仕方がない」と思うことがあるのではないでしょうか。わたくし自身、そう思ったことが何度もありました。

現在のわたくしは仕事に追われ、身体中のあちこちが痛い上に睡眠時間も足りていません。
ところが不思議なことに、それが原因で仕事を辞めたいとは思わないのです。それはなぜかというと、働くことによって時間の大切さを毎日再確認できるからです。

「本当はしたいのに(時間がなくて)出来なかったこと」を休日に出来る幸せは、働いてみなければ知り得ないことです。働き始めてからのわたくしは、(ほぼ)引きこもり時代には当たり前だった、昼まで眠ること、家で映画を何作も観ること、のんびり風呂に浸かること(入ってなかったけどね)に感謝できるようになりました。

そのほかにも、今後お金と時間に余裕ができたら、趣味を充実させたいと考えるようになりました。仕事に慣れないうちは時間が全くといっていいほど足りませんが、数ヶ月後には新しいことに挑戦したいと思います。

生きる意味を探したい人にとって、時間の大切さを知ることは大きなメリットといえるでしょう。

メリットその③清潔感を保てる

汚い話になりますが、無職の(ほぼ)引きこもり時代には、あまり風呂(シャワー含む)に入っていませんでした。翌日に予定が入っているときや、自分が臭くて耐えきれなくなったときに風呂に入るパターンが多かったです。(自分で臭う時はだいぶキてるやつ)

そんなわたくしですが、働き始めてからは毎晩欠かさず風呂に入るようになりました。なぜ風呂に入るようになったかというと、同僚に「コイツなんか臭いぞ」と思われたくなからです。
今わたくしが働いている会社は、仕事の性質上ミーティングが頻繁に行われるため、人と接する機会が多いです。そんな中で、風呂に入らず「臭いと思われてるかな?」と心配しながら働くぐらいなら、いっそ毎晩風呂に入ろうという考えに至りました。

毎日風呂に入るようになってからはニキビが出来ないようになりましたし、トリートメントをしているおかげか、髪の指通りが良くなりました。かつての、脂ぎった状態からのこの進歩! 当時の自分では想像もつかなかったと思います。

3つ目のメリットは「清潔感を保てる」でした。毎日風呂に入ってさえいれば、最低限の清潔感は保てるといえます。


まずは夜のコンビニに出かけよう

引きこもっている人は、まずはリハビリがてら、夜のコンビニに出かけてみましょう。(風呂に入らないままでOK)

夜のコンビニには、様々な人が来店します。残業帰りのサラリーマン、ニートや不良など、コンビニの客は多種多様です。彼らを観察することによって、自分の立ち位置を確認することができます。
「ああはなりたくないな」「自分もこういう風に見られているのかな」と思えたなら、それはあなたが変わるきっかけになります。

引きこもりの人には、履歴書を用意する前にリハビリがてら夜のコンビニを徘徊することをおすすめします。


無職が脱無職する件

わたくし、長期の予定で実家に帰省しています。来年から就職するとなると、なかなか長期間帰省することが叶わないと考えたからです。
愛犬(12歳くらい)を湯たんぽがわりに抱きかかえ、ゲームをしてみたり漫画を読んでみたりと、なかなか平和な日々を過ごしています。

内定もらったよ!

就活中、こんなADHDあるあるツイートをしたのですが、共感してくれる人が多かったです。

今回の面接には、「ええい! なんとでもなれーい」という気持ちで挑みました。アナ雪ではないですが、(ほぼ)ありのままの姿を見せてきたわけです。それは、いい子ぶった偽りの自分ばかりを見せていても、後々がっかりされるのが嫌だったからです。
その結果、第一志望の企業から内定を貰えました。突飛な回答をしてはならない性格検査でめちゃくちゃな回答をしてしまい、「あ、これ落ちたわー。絶対サイコパス認定されたわ」と半ば諦め気味で開き直って面接を受けたことが、かえって良かったのかもしれません。

なぜ採用されたの?

性格検査でサイコパス回答をしてしまうようなわたくしの、一体どこが採用担当者に気に入ってもらえたのか、考察してみます。
まずは、物怖じせず率直に意見を述べるところです。
たいていの企業が求めている人材は、地頭のよい人だとわたくしは思っています。勉強ができる人かどうかではなく、自分の頭で論理的に物事を考え、言葉や形にできる人のことです。
今回の面接では、質問をされると即座に返答するように意識していました。「退職してから随分と時間が経っていますが、その理由は?」だとか、「将来こうなりたいとおっしゃっていますが、あなたに弊社の業務は合っていないのでは?」といった答えづらい質問にも、頭をフル回転させて率直に答えました。

次に、どうしてもその企業で働きたいという熱意を買われたのだと思います。
正直なところ、何社も並行して応募するのは面倒だし疲れます。そこで、わたくしは「この企業でなくてはならない理由」をとにかく考え抜き、最も興味ある1社に応募することにしました。すると、志望している企業はどこに向いていて何を求めているのかが、よく見えてきました。志望動機が不思議なくらいスラスラと書けることに、自分でも驚きです。
乗りに乗った状態でいざ選考に呼ばれると、他の面接者には迷いがあったり、志望動機が弱かったりするので、わたくしのほうが面接官の印象に残ったと思います。その人のビジョンが明確かどうかは、周りと比べることで浮き彫りになるということが分かりました。

性格検査にビビるな!

性格検査については結果を見ていないので分かりませんが、「チョット危ない人」という結果が出たに違いありません。しかし、それでも内定を貰えたということは、性格検査はあくまでも参考程度なのでしょう…。
就職や転職を考えている発達障害持ちの方に伝えたいことは、性格検査に多少問題があろうと、自分の考えと熱意をしっかりと伝えれば採用してくれる企業が現れるということです。
よく考えてみてください。「うわ、こいつサイテーじゃん!」、「それパワハラでしょ」と思うような人に限って、出世していたりしませんか?
我々発達障害持ちが極度に人として劣っていると卑下する必要はありません。性格検査は、あくまで平常心で回答すればそれで良いのです。

早起きの練習だ!

無事就活を終えることができたので、今のわたくしはとにかく早起きの練習に力を入れています。せっかく入社したのに、「朝起きられませんでした」では早々にクビになってしまいますもの…。
来年の目標は、「早寝早起き朝ごはん」にでもしましょうか。(小学校のお知らせの手紙か何かに書かれていそう)

人生はギャンブルと開き直るとラク

みなさんギャンブルはお好きでしょうか。
わたくしはというと、ハマって地獄に落ちる未来が目に見えているので、手を出さないように気を付けています。有馬記念大爆死事件以来手を出していない
それに加えて、人生そのものがギャンブルだと考えているため、賭け事にスリルを求める必要がないのかもしれません。


ところで、ここ数日Twitterのタイムラインを眺めていると、気持ちがかなり消耗しているようなつぶやきを多く見かけます。落ち込んでいる人を目の当たりにすると、やはりとても辛いものがあります。
今日はそんな人に、ぜひ伝えたいことがひとつあります。それは、悩んで悩んで悩み抜いた末には、人生はギャンブルなんだから浮き沈みがあって当然と、開き直って生きて欲しいということです。

負けも込みで最終的には勝てばいい

何かや誰かに負けることは、決して楽しいものではありません。辛いことだらけです。しかし、勝ち(成功)しか知らない人の人生って、どこが面白くてどこに深みがあるの? と、わたくしは思います。
人生経験が豊富な人ほど、魅力的な人物であるに違いないと、断言できます。実際、過去にひどい負け方(失敗)をしたことがあっても、それを笑い話にできている人の話を聞くことは、とても面白いのです。

わたくしは、発達障害うつ病を抱えた(ほぼ)引きこもりですが、一つだけ強みがあります。それは、不死身であることです(ガチめのトーン)。事故に遭っても死ななかった肉体面だけでなく、人生のどん底にいてもなんだかんだで生きている、精神面での不死身さこそが、わたくしの強みなのです。不死身とは、開き直って生きられる者のことだとわたくしは解釈しています。

障害持ちだろうが、引きこもりだろうが、メンヘラ(この言葉は嫌いだけど)だろうが、最期に「私ってちゃんと自分の人生を生きてたんだ」と思える人が勝ちなんだと、開き直って今を生きて欲しい。わたくしはそう思います。
一昨日も昨日も外に出られなかった。でも、今日は出られた。負け→負け→勝ち…あ、最終的に勝ってる! 初めはこの程度でいいのです。
どうしても前向きになれない日には、人生はギャンブルで、浮き沈みがあって当然! 開き直って生きよう。自分にそう言い聞かせて、ひたすら眠ることをおすすめします。


さーて、年内に就職先を決めてやるぜ!
(どうしても入りたい会社の1社しか応募してないから、これもまたギャンブル)

【究極】発達障害持ちが働きやすい環境を考えてみたら、壮大な話になった件

わたくし週末に、無職の分際で友人らとカラオケ屋にてオールしてしまいました。夜型な上に普段引きこもっているぶん、友人らが眠気に倒れても、わたくしだけは一度も倒れませんでした。(早く働け)

さて、だらだらやっている就活についてです。
このまま順調に行けば、第1志望の会社になんとか就職が決まりそうなのですが、ひとつだけ心配があります。それは、始業時間です。
志望している会社は午前9時30分始業で、フレックスタイム制を導入していないようですので、わたくしの遅刻癖が発動しないか、そこだけが心配です。長年就きたかった職業ということもあり、早起きを頑張る気でいますが、一体どうなることやら…。

ということで、今日は発達障害者が働きやすい環境について考えてみたいと思います。このテーマは、発達障害者自身も、発達障害者の雇用を検討している方にとっても、避けては通れないテーマなのではないでしょうか。

ゆとりある始業時間

わたくしに限らず、発達障害を持つ者が就活をするにあたって、最大のネックになるのは始業時間ではないでしょうか。

例えば、午前8時始業の午後5時終業。早起きが得意な定型発達者であれば、もし残業が発生した場合でも早めに帰れるので問題ないという方も多いと思います。
しかし、発達障害者には夜に眠れず早起きが苦手な者が非常に多いです。さらに、夜に眠れないにもかかわらず、努力して早起きを毎朝続けることで、脳と身体への半端でない疲労発達障害者を襲います。そして、最悪の場合はまったく動けず、出社できなくなる可能性があります。

働きたいのに働けない、社員が突然会社に来なくなった。そういったトラブルをお互いに避けるためにも、フレックスタイム制を導入する企業が増えると、発達障害者を活用できるのではないかと思います。

適度に静かなオフィス

発達障害者の中には、APD(聴覚情報処理障害)を併発している者も少なくありません。

聴力検査じゃ見つからない!? 音として聞こえるのに言葉として理解できないAPD(聴覚情報処理障害)の特徴 | ダ・ヴィンチニュース

参照:ダ・ヴィンチニュース

ひっきりなしに電話が鳴る、怒号が飛び交うような騒々しい職場では、目の前で指示をしている人の声が発達障害者の耳をすり抜けて行ってしまいます。
このような伝達トラブルを避けるためには、適度に静かなオフィスである必要があります

  • 発達障害者のデスクには電話を置かない
  • イヤホンの使用を許可する
  • 社内チャットで作業指示をする

以上のような対策を取れば、発達障害者の作業スピードは格段に上がります。

このほかにも、業務中に不用意に話しかけることを避ける、議論する際にはミーティングスペースを使用するといった対策もあります。
反対に、静かすぎる職場であれば、同僚の咳払いや引き出しの開閉音が気になって集中できない場合があるため、BGM(音楽だけで歌がないもの)を流すのも良いでしょう。

【結論】誰しもが働きやすい環境をつくる

結論をいえば、発達障害者のためを思って社内に取り入れたことが、まわりまわって定型発達者にとっても働きやすい環境づくりに繋がるのです。

会社の飲み会で帰りが遅くなった日の翌日は、コアタイムまでに出社すればOK! 子どもを保育園に送った後に一息つきたいから、会議が始まる昼前に出社しよう!
こういった風に、数字を追いかけるだけでなく、社員一人ひとりが柔軟に働ける環境をつくれる企業が、今後生き残っていくのだと、わたくしは考えています。

近年では、発達障害と診断される者の増加や、少子化が問題となっています。
能力ある人材をうまく活用できない国家は、衰退の一途を辿るだけです。AIのフル活用にはまだまだ限界がある今だからこそ、働く人を大切にする企業が増えて欲しい、そう願っています。


最後まで読んでくださったあなたに感謝します。
読者になっていただけると、励みになります。

過去の自分を救うには

わたくしは馬鹿な人間でして、後悔というのをあまりしないのですが、あの時にああしておけば、人生は違っていたのだろうか? などと、ふと思うことがあります。
そこで今日は、あの時ああしときゃ良かったかも、ああしてくれてりゃ良かったのに、と思ったエピソードをひとつ語りたいと思います。

大人の言うことは全て正しいか?

大人は子どもを型にはめたがるものだと、わたくしは思っています。子どもが少しでも人と異なった行動とると、「普通」のレールを走るように軌道修正させようとしてきます。
わたくしは、幼い頃からそれが窮屈で窮屈で仕方がありませんでした。そのため、いつも真逆のことをやっていた気がします。走るなと言われれば走るし、走れと言われれば走らない。とんだひねくれ者で、大人の立場からすると、さぞ嫌な子どもだったことでしょう。

しかし、子どもがひねくれるのには必ず理由があります。それは、大人に否定されたり、裏切られたりした経験が積み重なったからです。
教師から将来の夢を書くように言われ、素直に書いて提出するとやり直しを要求されたり、何も悪いことをしていないのに、虫の居所が悪いという理由で両親に説教をされたり。
大人に対して、「それっておかしくない?」と思う場面に何度も遭遇したことで、大人の言うことは全て間違いだと認識するようになります。自分の何気ない言葉や行動に対して、子どもが心の中で反発していることに、大人は気付かないものです。


その一方で、子どものわたくしも、「大人のこの言い分は正しいから、今回は言うことを聞いてやるか」と、場面場面で先入観なしに物事を判断すれば良かったかな、と思います。
例えば、わたくしは過去に、友人のある短所がどうしても受け入れられず、付き合いを絶ってしまったことがあります。その際、「たった一つ嫌いなところがあるだけで、友達をやめてしまうのはもったいない」という助言をしてくれた両親に、「だってムカつくんだもん」の一言で片付けてしまったのは、良くないことだったと思います。なんせその友人は、短所だらけのわたくしの側に居てくれる、貴重な存在だったのですから。

当時のわたくしは、大人の言うことはおかしいと、十把一絡げにして否定することによって、自分の選択肢を狭めていたと思います。カードゲームだって、枚数が多いと多少の迷いは生じるものの、たった1枚しか自分の手元に無い場合よりは、色んな勝負を仕掛けられますものね。
大人にだって間違いはあるし、全てが正しいわけじゃない。だからこそ、子どもだって物事を正しく見極める努力をすべきだ。少し大人になったわたくしだからこそ、今はそう思います。

今の自分を変えることで、過去の自分を救い上げる

ハチャメチャな人生を送っているうちに、わたくしはいつの間にか、「大人」と呼ばれる年齢になっていました。わたくしが大嫌いだった大人に、です。
しかし、歳を重ねるごとに、決して大人は悪い人ばかりではないということに気付く場面が増えました。
わたくしが沈んでしまってどうしようもない時に励ましてくれる人、楽しい生き方を教えてくれる人。
中には人の心を平気で踏みにじるような大人もいますが 、それはごく一部の嫌な奴です。

過去の自分は変えられない。だからこそ、今の自分を変えられるよう模索する
そうすることで、「嫌いだった大人像」に今の自分が当てはまることを防ぎ、まだ心の中に棲んでいる、過去の自分を救い上げてやれるのではないでしょうか。
悩んで、泣いて、落ち込んで。一歩も動けなくなってどうしようもない時でさえ、わたくしは「変わりたい!」そう思っています。

(ほぼ)引きこもりが一日働いてみた

昨日、朝の5時に目覚ましをセットし、日雇いのアルバイトへ行ってきました。
日雇いのアルバイトってどんな感じ? という方も多いと思いますので、一日の流れや感想を綴ります。
結論としては、体力的にはかなりしんどいが、ある意味面白いアルバイトだと思います。わたくしのようにその日暮らしで生活に困窮している人、趣味は人間観察です! という悪趣味な人(もしそうだとしても、口に出さないほうがいいよ、マジで…。誰とは言わないが)にオススメです。

いざ、参る!

全国のADHD民に告ぐ! 過去に一度も行ったことのない場所へ行く日の朝は、出発予定時刻の3時間前に起きておくと遅刻を防げるよ。ということで、出発予定時刻の3時間前である、午前5時に起床しました。そして、朝食をかき込み、時間を10分ほどオーバーしつつも、なんとか無事に家を出ました。
上出来じゃん! と、駅のホームでのんびり電車を待っていたのですが、電車が到着した途端にわたくしは戦慄しました。


え? 既に人でパンパンな状態で、これ以上は乗れなくね?


上京して以来初めて見た奴隷船満員電車に、思わず圧倒されました。しかし、わたくしには行かねばならぬ場所がある! そう思い、電車へ乗り込みました。
苦しくてパニックを起こしそうになりましたが、乗り換え駅はほんの数駅先と自分に言い聞かせていると、到着のアナウンスが。
「降りまァァァすッ‼︎」
不運なことに、わたくしがちょこんと身を置いたドアの目の前は、到着駅で開くドアの反対側でした…。必死に人をかき分け、押しのけ、やっとの思いで降車しました。

点呼があるよ

謎の満員電車耐性を身に着け、無事目的地に到着。コインロッカーの金額は300円と、良心的な価格でホッとしました。そそくさとスマートフォンと小銭入れ以外の荷物を詰め、集合場所へと向かいます。
辺りを見回していると、アルバイト登録をした会社の名前が書かれたプラカードを掲げている人を見つけました。周りに人がポツポツと集まっていたので、わたくしもさり気なく群れに紛れます。
「おはようございます。お名前を教えていただけますか?」
「『めん』です」
「はい? もう一度お願いします」
「『めん』ですッ‼︎」
※わたくし声がかすれ気味で低いため、親しい人相手ですら聞き取ってもらえないことが多いです。
責任者が名簿を持っていて、来た人から順に点呼を取る仕組みのようです。わたくしの後にもわらわらと人がやってきました。ちなみに、ドタキャンが1名出た模様。(同じニオイがするぜ)

お仕事開始

時刻は午前9時。自己紹介タイムはなく、事前にマニュアルが配布されていたため、説明という説明も特にないままにユルっと仕事が始まります。仕事内容は、イベント来場者を自ブースに呼び込み、サービスの案内と粗品を渡すといったものです。
ブースの担当者(企業の人)と日雇いアルバイト経験者が仕切って、パンフレットの用意を進めていきます。ここでトラブルが発生しましたが、コンプライアンス上詳しく書くことはできません…。ただ、かなりイラッとモヤッとする内容でした。

そして午前10時。準備もろくに出来ぬまま、客がなだれ込んできます。
わたくし何故か経験者の女性に気に入られたようで、その方の相棒のような形になっていました。謎の連携プレーで、次々と客を捌いていきます。
「どっと疲れたねえ」
「そっすね」
昼前で客が減ったため、交代で休憩をとることになりました。

ウザいキャラ登場

1時間の休憩から戻ってくると、先ほどまでわたくしがいた場所(粗品を渡す楽なポジション)に、冴えなくて意地が悪そうなおばさん(以下意地オバ)と、経験者の女性が立っていました。
「戻りました」
「じゃあ、私も休憩行ってきます。あとはよろしくね」
経験者の方から作業の引き継ぎを受け、意地オバとの2人体制になりました。嫌な感じの人だなあ、と薄々感じていましたが、予感は見事的中
「あのう、2人で同じことしてても意味が無いんで。別のことやってもらえます?」
経験者の方がいなくなった途端、意地オバはこう言い放ちました。わたくしは、引き継ぎで指示を受けた作業をしているだけだったので、少し腹が立ちました。
しかし、衝突を避けるために怒りをぐっと堪え、別の作業を開始。心を無にしながら働いていると、ブースの責任者(偉い人)に、この作業は自分がやっておくから、あなたは先ほどまでやっていたことに集中してくれと言われました。
「あの偉い人から、さっき引き継がれた作業を続けるように指示されたんすけど」
わたくし、ドヤ顔で意地オバに反撃します。どうやら意地オバにジワっと効いたようで、心がスッとしました。

まさかの適性判明?

経験者の方が休憩から戻ってきたこと、同じ仕事に飽きたことから、わたくしはその場を離れて呼び込み隊(体力を使うキツいポジション)に合流します。
「こんちゃーっす。コレ登録するだけでアレとアレが貰えるんすよ。すぐに終わるんでどうです?」
粗品の存在をちらつかせ、短時間で登録が終わることを説明すると、面白いほどに客の反応が良く、終始フィーバー状態でした。
(た、楽すィィィ〜‼︎)
外面がよく、短期的な人間関係の構築が得意なわたくしには、どうやら呼び込みの適性があったようです。
その後、たまの空き時間に呼び込み隊同士で意気投合するなど、和気あいあいと過ごすことができました。
※一方の意地オバはというと、午後のあいだ中ずっと、楽なポジションを死守していました。いるようね、そういう奴。しかも、なんか気難しそうな顔してるの。

一日働いて学んだこと

  • 立ちっぱなしの仕事は、足腰が痛い
  • タチの悪い人は好かれない
  • 残業代は出ず、うやむやにされる