【中毒性高め】とっとこハム太郎の沼
皆さまは「とっとこハム太郎」というアニメご存知でしょうか…。
「小学二年生」にて漫画が連載され、2000年よりテレビ東京系列にてアニメ化された人気作品です。劇場版の公開や、ゲームソフトが販売されるなど、当時子供たちからの絶大な人気を誇っていました。
幼い頃のわたくしはそこまで興味が無く(気取ってたのかな?)、あまり記憶に残っていない本作。
Huluにて面白いアニメが無いか物色中に、ぶっちゃけからかい半分で鑑賞を開始したのですが…。
「お、オモロいやんけ〜!」
そうなんです。このアニメ、かなり面白いのです。
「とっとこハム太郎(以下とこハム)がオモロいことなんぞ、オイラはとっくの昔から知ってんぜ〜」という方、大変申し訳ございません。お詫び申し上げます。
当時のわしゃ一体何をやっとったんじゃー! と一発ぶちかましたい気持ちでいっぱいです。コレ観てなかったことで、明らかに人生損してたやん、自分…。
と、い、う、こ、と、で!
とこハムをナメていたお詫びといってはなんですが、この作品の魅力を真面目に解説していきたいと思います。
ハム太郎がええヤツなんよ
ケージから脱走してカーテンやえんぴつを齧り、「へけっ」などとほざき、飼い主ロコちゃんの前では一見マヌケなハムスターを演じているハム太郎。
しかし、それはあくまでも仮の姿…。
仲間がピンチなときには、誰よりも先に体が動き、たとえ土壇場まで敵に追い詰められても、決してひるまない!
ハムちゃんず界隈(ハムスター集団)におけるハム太郎は、勇敢で生まれながらのリーダーシップを持った、スーパーハムなのです。
一体この小さな体のどこに、その勇気が詰まっているのかが不思議でなりません。
さらに、ハム太郎はコミュニケーション能力が半端なく高いです。初対面の相手ともポンポンポンポン会話のキャッチボールが弾みます。
少しやっかいそうな初見こうしくんとも、彼の失くしたヒマワリの種を一緒になって探すことで、すぐに仲良くなってしまいました。やり手です。
そしてなんといっても、女性ハムちゃんずからモテモテなのに、本人はまったく気付いていないという鈍感さも、ポイント高めです。
ハムちゃんずの個性(クセ)が強いのに…
ハム太郎の性格は、ゲームでいえば勇者のような王道タイプなのですが、他のメンバーは少々曲者ぞろいです。
【こうしくん】
泣き虫の引っ込み思案でこだわり強め
【タイショーくん】
大工スキルは高いが少々喧嘩っ早いところアリの野良ハム
【リボンちゃん】
世間知らずのお嬢様で外が怖い
【マフラーちゃん】
可愛くて優しいお姉さん
【ちび丸ちゃん】
恥ずかしがり屋の被り物系女子
【まいどくん】
ダジャレがダダ滑りの関西弁キャラ(股のあたりからヒマワリの種を取り出して、マフラーちゃんに渡すのはいただけませんなぁ…。)
【めがねくん】
まいどくんの恋のライバルで少々キザなやつだが運動オンチ
【ねてるくん】
とりあえずいつも人の家でねてる
小学校の教室を縮図にしたような感じで、個性がひしめき合っています。
しかし、このクセの強さ具合でも、彼らハムちゃんずはお互いを否定したりしません。
だからこそ、観ている者は安心して沼にハマることができます。
ロコちゃんの恋路にキュン…
ロコちゃん(本名は春名ヒロ子)、君はナントカ ロコちゃんだと思っていたのに、違ったんだね…。ヒロ子ちゃんだったんだね…。
それはさておき、ロコちゃんは転入生として今の街へやって来たのですが、転入先のクラスメイト・木村くん(爽やかサッカー少年)にビビッときてしまうのです!
体育の授業中、ロコちゃんのアシストで木村くんがシュートを決めたときなんか、とてもいい雰囲気でこちらが照れそうになりました…。
優しくて、活発ながら女性らしさも兼ね備えているロコちゃん。文武両道でモテモテの木村くんとの恋路やいかに?!
以上、とこハム初心者が本作の魅力を存分に語ってみました。
とこハムには、ぽけーッとニンジンの皮剥きでもしながら、流し見するのにちょうど良いユルさと面白さがあります。それは、ハムスター(動物)+アニメ(二次元)の最強の癒しコンビだからこそ為せる技なのかもしれません。
人間関係(三次元)に疲れた方は、是非ハムちゃんずに癒されてみてはいかがでしょうか。
ちなみにわたくし、とこハムのおかげで、ちょっとやそっとのことで怒るのはバカバカしいことだと思えて、1UP(上田一のように)したような気がします。
もっと大らかに生きたいね〜。
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